Day 40 -ガウディってどんな人? パート2-

こんにちは!スイスは今日も快晴です!

今日はガウディ第二弾書きます。

 

カサ・バトリョ

1904年に、カサ・バトリョの建設をしました。

この場所に行くと分かるのですが、カサ・バトリョの隣の建物(カサ・アマトリェール)もお洒落な作りになっています。

↓これがカサ・バトリョです。

チョコレート王の邸宅で、外装もステンドグラスも素敵です。

カクカクした建物がなんとなくチョコレートっぽいなと思ったのと、外壁の模様が壁紙みたいで可愛いと私は個人的に思いました。(最近こうゆう柄の輸入壁紙増えているので)

 

カサ・バトリョを依頼したバトリョは、隣のカサ・アマトリェールに負けない邸宅を建てたく、ガウディにお願いをしたのです。(立て直したのではなく、この建物はリフォームをしたそうです。)

 

バルコニーは骸骨のようで、柱も骨のように見えます。

左右非対称なのは、自然をイメージしたガウディならではのデザインと言えます。また、全体的にブルーや緑を使い、海の中にいるような感じもします。一番上を見てもらうと、龍の背中のようにも見えます。

1つの建物の中に色々な自然の要素が含まれているのもガウディの作品の面白いところです。

近年はペントハウスと言って一番上の階が一番高いイメージですが、エレベーターも普及していなかったこの頃は2階が一番高い部屋でした。そのため、この時代の建物はどれを見ても2階に凝ったデザインがあります。

 

この2棟、どちらも存在感がありますが、なぜか喧嘩し合わず、街に溶け込んでいます。

 

カサ・ミラ

このカサ・バトリョを見たペレ・ミラにカサ・バトリョよりももっと立派な建物を建てて欲しいと依頼し、ガウディはスケッチを見せました。それはとても大きな集合住宅でした。1906年にガウディはカサ・ミラの建設に取り掛かります。

ここにはまだ人が住んでいます。家賃も当時のままで12万〜15万くらいで住めてるらしいです!その中の一世帯におばあちゃんが住んでいるらしく、観光客にワインを振舞ったりすることもあるくらい気さくだそうです。(このおばあちゃん結構なお年寄りで、親戚などもいないそうなので、彼女が亡くなった後の買い手が殺到するのは間違いないと言われています)

中に入ることができるのですが、20.50ユーロ(一般チケット)かかります。そこまでは…って人は中のカフェでコーヒーを飲むこともできます。内装にもこだわりがあるのが分かるとおもいます。

 

当時この建物の評判はあまりよくなく、建設途中もペレ・ミラと何度も揉め、建設後ある批評家には未来の飛行機を止める場所と皮肉られた記事もあるくらいです。

地中海をイメージしているところが色々な箇所で見られます。角のない曲線や、バルコニーのアイアンの部分が海藻に見えたり(よく見ると人や動物の形になっています)

建物のトップにバラがあります。これは、マリア像の象徴とのことです。(これでも揉めたらしいです。)このバラからもガウディの信仰心の強さが見られます。


 

時代は少し戻りますが、1883年にサグラダファミリアの建築士に抜擢されました(一代目の人は辞任)。1914年以降はサグラダファミリアの仕事以外断りました。

1925年からサグラダファミリアの事務所に住むようになり、あまり人前に出ることがなくなりました。出るのはミサの時のみ。

翌年の1926年、いつものようにミサに出かける途中路面電車に跳ねられてしまいます。この頃のガウディは着るものや容姿に無頓着になり、見た目はまるでホームレスのようでした。その為、ホームレスのような格好の老人を誰も偉大な建築家ガウディだと気づかずに、病院への搬送が遅れてしまった為亡くなってしまいました。彼は現在も生涯を捧げた聖堂サグラダファミリアの地下礼拝堂に眠っています。

 

ウォーキングツアーのお姉さんが、来るたびに変わっていっているので飽きないと言っていました。ガウディが亡くなってからちょうど100年に成る2026年までに完成を目標にしているとのことです。あと10年!

中は完成してから見たいと思い今回は見学しませんでした。

建築費は寄付と観光収入でまかなわれているそうなので、高い入場料を払うのも違和感がありません。

サグラダファミリアは東側「生誕のファサード」(キリストの生誕を彫刻で表している)、反対の西側には「受難のファサード」(キリストの受刑、死、復活を表している)南側には「栄光のファサード」(建設中)の3つのファサードからなります。

彫刻がすごいのが生誕のファサード。怖い雰囲気を放っているのが受難のファサードと覚えてしまえば観光した時に分かりやすいと思います。

 

 

ガウディはイスラム建築にも大変興味を持っていたとのことです。私がガウディの手がけた建物が好きなのは、どちらもイスラム建築が好きだったかもしれないと共通点を見つけてワクワクしてしまいました(笑)

 

 

以上ガウディの話でした。

すごく基本的な内容かもしれませんが、これからスペインに行く人の役に立てればと思います。